XJR1300 スタータークラッチ修理忠男RACING
年末にXJR逆車フルパワーを購入したKさん。
クラッチが滑るとの事で【忠男RACING・クラッチキット】を購入する事になりました。
忠男RACING手前のセブンイレブンで休憩後エンジンを始動。
『あれ?セルが回らないぞ?』
忠男に電話⇒ハイエースで引上げ⇒到着
セルスターターを押しても何も反応無し
1:バッテリー確認 13.2V 問題無し
2:セルモーターにバッテリーを直結 何も反応無し
★セルモーターの故障と診断
XJRのセルモーターは分解できる構造なので分解。
ブラシが無い!少し前までセルが回っていたのが謎です。
たまたまR1のセルモーターがあったのでブラシを移植
凄い勢いでセルモータがー動くようになりました。
エンジンに取り付けてセルスタート。
ヒュイ~ン・・・ヒュイ~ン・・・
『あれ?セルが空回り?』
スタータークラッチが滑ってエンジンが始動出来ません。
★XJR系のエンジンは、クランクケースを開けないとスタータークラッチ交換は出来ません。
どうせならメタル・バルブステムシール等を含めたOHを行う事に決定しました。
メタルを発注する為にコンロッドのサイズを確認
『?あれ・・・何も無い!』メタルを見ても色の確認があいまいでメタルの厚みを測定。
メタルがかなり摩耗しているのでサイズの確定できません。
最後の手段は、レーサーと同じくコンロッドの内径測定と、クランクシャフト大胆径を測定
最後に念の為にプラスチゲージでクリアランスを測定して組込ます。
←「横須賀から来たTZR250 その1 」前の記事へ